かつて渋谷と代官山を結んでいた東急東横線の線路跡地を活用した商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」(渋谷区代官山町)の第1弾オープン日が、4月17日に決まった。事業主は東急電鉄。
ブルワリー併設ダイニング「スプリングバレーブルワリー」の内観イメージ
2013年3月の東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い、使われなくなった地上の線路跡を活用した同施設。敷地面積は約3200平方メートルで、建築面積は約1300平方メートル。全長220メートルにわたり5棟の商業店舗を建設するほか散策路を設置する。店舗の延べ床面積は約1900平方メートル。
同日開業するのは、キリンビール(中野区)が新たに立ち上げるクラフトビールのブルワリーを併設するダイニング「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」と、日本初上陸の米発ライフスタイル複合セレクトモール「Fred Segal(フレッド・シーガル)」。
代官山駅側の1号棟に出店する「スプリングバレーブルワリー東京」では、通年で提供するクラフトビール6種に加え、限定ビールや実験的なビールもラインアップ。オープン時は同所にあった「渋谷一号踏切」にちなんだ銘柄「First Crossing~一号踏切~」を用意する。運営はキリンビールの子会社スプリングバレーブルワリー。
3棟にわたって展開する「フレッド・シーガル」は2~3号棟に位置する。2号棟のフードマーケット「THE MART AT FRED SEGAL」には、ポートランドのドーナツ店「CAMDEN's Blue ☆Donuts」も日本初出店。3号棟はレディスアパレルやコスメ・ライフスタイル雑貨を展開する「Fred Segal WOMAN」、4号棟「Fred Segal MAN」では「大人の」男性に向けたメンズアパレルや趣味・ライフスタイル雑貨を展開する。運営は、MARK STYLER(広尾5)の子会社MFSJ(同)。
最も渋谷駅側に位置する5号棟に出店する米サンフランシスコ発「Tartine Bakery(タルティーン ベーカリー)&Cafe」の日本初店舗は、5月以降に開業予定。本国で主力の「カントリーブレッド」とクロワッサンを展開するほか、日本ではオリジナルの酵母を起こして日本の気候や風土に合わせた商品もそろえるという。同じサンフランシスコ発祥のコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」のコーヒーも提供する。運営はTHINK GREEN PRODUCE。
営業時間は、1号棟=8時~24時(日曜は22時まで)、2号棟=9時~22時、3号棟・4号棟=11時~20時、5号棟=7時30分~20時。