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恵比寿に大阪発とろサバ料理店「サバー」-17カ国38メニューにアレンジ

(写真左から)右田孝宣社長と弟の孝哲副社長

(写真左から)右田孝宣社長と弟の孝哲副社長

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 恵比寿に3月8日、とろサバ料理専門店「SABAR(サバー)東京恵比寿店」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-6452-5238)がオープンした。経営はSABAR(大阪府豊中市)。

17カ国のメニューをアレンジした料理を提供する

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 社長の右田孝宣さんは、かつて手掛けていた居酒屋「笑とり」で提供していたサバずしが人気だったことから、サバずしの製造販売などを行う「鯖(さば)や」(同)を2007年に。昨年、「サバの可能性や意外性などを知ってほしい」という思いで「SABAR」の展開を始め、同店を運営する同名の会社を立ち上げた。

 恵比寿店は大阪福島店、京都烏丸店などに次ぐ4店舗目で関東初出店となる。出店に当たりクラウドファンディングを活用し190万円以上を集めた。「1年探した」という同所は居酒屋「夷庵(えびすあん)」跡に居抜きで出店。大阪・福島のような「個人店が多く感度が高いエリア」で場所を探したという。店舗面積は24坪。席数は、店内30席、テラス8席合わせて38席。地階のため、ファサードには「鯖」の文字などを大きく掲出する。

 脂質含有量21%以上の「とろさば」を使う同店では、三陸沖や八戸沖など東北産を中心に550グラム以上の魚体にこだわる。17カ国の料理をアレンジした38種のメニューをそろえる。わらの炎で焼き上げる「とろサバわら焼き」(2,138円)、「とろさばタンドリー」(842円)など既存メニューに加え、マイナス5度~0度で保存し直前に切り分けることで「ルイベ」のような状態で提供する「とろサバ氷温刺身」(2,138円)など同店限定メニューもラインアップ。

 サバの半身を揚げて酢・塩・こしょうのみで味を付けパンに挟む「サバドック」(1,056円、ハーフ626円)やサバの「フィッシュ&チップス」(842円)など、一部メニューはテークアウトにも対応。ランチ(~14時)には定食なども提供する。客単価は、昼=1,000円、夜=4,200円ほど。

 既存店の利用客は30~50代が多く、男女比は6対4程度。右田さんは「サバと聞いたら塩焼きのイメージで、あまり期待されていないと感じている。皆さんのサバのイメージを変えたい。(肉料理、魚料理などのように)一つのジャンルとして選択肢に加えてもらえるようになれば」と意欲を見せる。同業態は全国38店舗までと考えており、サバ料理を「新しいインパクトのある業態」で広げていく予定。

 営業時間は11時38分~23時38分。日曜・祝日定休。月商600万円を目指す。

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