タワーレコード渋谷店(渋谷区神南1)地下1階・ライブストリーミングスペース「CUTUP STUDIO」で3月20日、「アースデイ東京2015」開催に向けた記者発表会が行われ、実行委員長のC.W.ニコルさんらが登壇した。
1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベント。日本では1990年に代々木公園を中心に大規模イベントを初開催し、2001年から始まった「アースデイ東京」は今年で15回目を迎える。昨年は12万人を動員した。
今年は、キャッチコピーの「Yes, Peace!」な社会を実現するため、「エネルギー」「食と農」「経済」の3テーマについて再考し解決策の発信を図るという。オフィシャルステージでは、各テーマに関する講座などを開く予定。
今年8月に1945(昭和20)年の終戦から70年を迎えることから、場内には原爆ドームをイメージしたドームを設置。福岡・星野村に残されている原爆の残り火「平和の灯(ともしび)」でキャンドルをともすキャンドルナイトを行うため、実施費用30万円をクラウドファンディングで募る(今月12日~4月13日)。
場内には200以上のNPOや企業、団体が参加し、食や農、フェアトレード、子ども・子育て、生物多様性、東北・福島支援などをテーマにしたブースを出展。ハンドメード品の販売や親子で参加できるワークショップ、写真・パネルの展示などを行う
フードエリア「アースデイキッチン」には例年以上に「厳選した」31店舗が出店。飲食店各店で、エシカル的にNGな食材群とエコロジカルな食材群を示したシートを新たに掲出することで「取り組みの見える化」を図る。C.Wニコルさんも店頭に立つ「ニコルズフォレストキッチン」では、北海道や岡山などさまざまな産地のシカ肉を使った料理をそろえる。
今年で4回目となる福島の子どもたちを招く保養ツアー「キッズウイークエンド」、渋谷の街を練り歩く「アースデイパレード」なども行う。記者会見で「愛を耕すものたちよ」を披露した歌手・加藤登紀子さんはユニット「ラブファーマーズ」として「アースデイ・コンサート」に出演する。
「アースデイ東京2015」は4月18日・19日、代々木公園を中心に開催される。