恵比寿駅東口エリアに肉バル「GATSBY(ギャツビー)」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-5449-7170)がオープンして1カ月が過ぎた。経営はグットドール(千代田区)。
「生産者の方の名前が付いた、こだわりの肉を消費者に届けたい」という思いから出店した同店は、宮崎で尾崎宗春さんとそのスタッフのみで生産している黒毛和牛「尾崎牛」を中心に提供。尾崎牛の流通を手掛けるmeatmeet(港区)の星野康社長をアドバイザーに迎えた。
店名は、「華麗なるギャツビー」というタイトルで映画化されたことなどで知られる小説「グレート・ギャツビー」の主人公ジェイ・ギャツビーが毎晩開くパーティーのように、「大人が集う大人の遊び場、空間を提供したい」という思いから命名。30代半ば~40代半ばをコアターゲットに据える。
「独自性と本物が多く集まっているいる」と判断し同エリアに出店。店舗面積は19坪で、テーブル席やオープンキッチンのカウンター席など32席を用意する。「大人の隠れ家」を意識したという店舗は、木目や黒など全体的に「落ち着いた」トーンで統一した。
尾崎牛のグリルは、イチボ(100グラム2,160円)、ミスジ(同3,780円)、シャトーブリアン(同9,180円、価格はいずれも時価)など。そのほか、奄美大島産アカリン豚のパテやプロシュート、フォアグラのブリュレ、ピクルスなどの「肉前菜盛り合わせ」(5種円1,944円、7種2,592円)、尾崎牛のグリル数種類、尾崎牛のカレーまたはボロネーゼなど11品以上の「尾崎牛を食べ尽くせコース」(5,378円)もなど用意。店内の黒板などでは肉の部位の入荷状況を知らせ、好みの部位の入荷に合わせた来店予約も受け付けている。
ドリンクは、国産・ビオ含めワイン約100種(3,024円~)や、40種以上をそろえるクラフトビール(864円~)など。現在の客単価は5,000円~6,000円。
オープン後は30~40代を中心に来店があり、男女比は6対4程度。下山光応店長は「尾崎牛だけではなく、全国からもっとおいしい肉と野菜を充実させたセレクトショップにしていきたい」と意欲を見せ、「生産者の思いやこだわりを、スタッフがお客さまに伝え・発信し、多くの方においしい食材を味わってもらいたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~翌2時(土曜・日曜は23時まで)。