渋谷ロフト（渋谷区宇田川町）などで1月1日、ロフトのオリジナル手帳「ワナドゥ手帳」の第2弾が発売された。

キレやコクなどのレビューをしたりラベルを貼ったりできる「ビール」

　ロフト初のオリジナル商品として昨年9月に第1弾となる35種を発売した同手帳。趣味特化型の手帳で、文字や写真で趣味や日課に関する感想や思い出などを記録する「ログページ」と、テーマに関連した情報を紹介する「知識ページ」で構成。ダイアリーではないためほとんどに日付が入っていないのも特徴で、利用者自身の好きなタイミングで始めることができる。商品名は「I Wanna Do Something」から命名した。

　現在までに全店で3万5000冊ほどを売り上げており、そのうち渋谷店は1600冊ほど。渋谷店での購入客は20～30代の女性が中心で、男女比は2対8程度。人気ナンバーワンは映画で、旅行、クッキングが続く。そのほか、読書や食べ歩き、カフェ、犬なども上位にランクインしている。

　「知名度が向上した」10月以降に売り上げが伸び、特に年末には「『2015年からの趣味の開始・きっかけにしたい』という声が店頭で聞かれた」（手帳の本部担当バイヤー辰己博彦さん）という。「意外にギフト需要が多い」とも。

　好調を受け製作した第2弾は、SNSや売り場での声などを反映。ラインアップは、ビールや、猫、温泉、ランニング、サッカーなど10種で、趣味の雑誌・書籍を多く発行するエイ出版社（世田谷区）とコラボした。価格は各1,620円。

　同手帳では、エイ出版社のほか、マークスや銀座メディカルクラブとコラボしているが、他メーカー・出版社などからも問い合わせがあるほか、春に向けて新商品の発売も考えているという。将来的には80種ほどまで増やす見込みで、売り上げ目標は1億円。

　同店の営業時間は10時～21時。