渋谷区観光協会(渋谷区道玄坂1)は12月25日、原宿に観光案内所(神宮前3、TEL 03-6447-2225)を開設した。場所は同日オープンした新施設「MOSHI MOSHI BOX」内。
アソビシステム(同)が手掛ける同施設は、日本のポップカルチャーを発信する「もしもしにっぽんプロジェクト」の一環でオープン。ファサードには、アートディレクター・アーティストの増田セバスチャンさんが「世界時計」をテーマに制作したモニュメントをディスプレー。ブルーグリーンを基調にした店舗には竹を模した装飾など日本の要素を取り入れている。
同協会が手掛ける観光案内所は、渋谷・ハチ公前広場のモニュメント、東急5000系車両(愛称=青ガエル)内に次ぐもの。英会話ができる専任スタッフと通訳ボランティア計2人が常駐。観光案内のほか、原宿・渋谷などの地図の配布などを行う。
観光客が無料で利用できるパソコンも設置するほか、街案内機能も備えた専用アプリをダウンロードすることで利用可能なフリーWi-Fi(KDDI)、スマートフォンなどの充電機器も用意する。
併設する土産店には、富士山やすし、武将などをモチーフにした商品をラインアップ。今後はオリジナル商品の展開も視野に入れる。店頭にはクレープにキャラクターを描いて提供するクレープショップ「キャラクレ!」が出店。経営はファイブアイ(豊島区)。ロシア発のキャラクター「チェブラーシカ」とコラボしたクレープを提供する。
店内には、スマートフォンやデジタルカメラの写真をプリントできる「セルフプリントシステム プリンチャオEx」(富士フイルム、1枚30円~)や、米ドル・ユーロ・ウォンなど7通貨を日本円に両替可能な外貨自動両替機(トラベレックス)を設置。荷物の海外発送サービス(FEDEX)を受け付けるカウンターも常設する。
今後、2・3階も順次オープンする予定で、日本文化のワークショップや季節のイベントなどを開くイベントスペースとして活用する。サービス面では、移動・宿泊の手配や原宿のガイドツアーなども予定。
営業時間は10時~18時。今月29日~2015年1月3日は休み。