東急プラザ渋谷(渋谷区道玄坂1)6階で12月4日、「シブヤパブリック展2」が始まった。主催は渋谷区。
渋谷ヒカリエ(渋谷2)の開業や東横線旧渋谷駅跡を中心に進む230メートルの高層ビルの建設など、再開発が進む渋谷駅周辺。2027年まで続く同事業の再開発計画と、街づくりに関する取り組みを紹介する同展は今年8月に初開催し、1219人が来場した。
都市基盤整備計画の全体像などを紹介した前回に対し、今回は焦点を絞った。「鉄道改良&歩行者ネットワーク」では、4社8路線の鉄道が乗り入れるため複雑になっている乗り換えの利便性向上や、駅改札からスクランブル交差点、スクランブル交差点から東口方面など、街の回遊性の向上を図り形成する歩行者ネットワークを、パネルとイメージ動画で紹介。
前回も紹介した「公共空間のデザインコンセプト(案)」では、ハチ公像の設置場所を含めこれから進めていく駅東・西口前広場などのデザインについて、新たなパネルを交えてコンセプトや空間イメージを掲出する。
「雨に強い街」では、防災対策の中から、近年増加傾向にある「ゲリラ豪雨」などが引き起こす都市型水害対策の計画内容を紹介。渋谷駅周辺のすり鉢状の地形や、過去の被害、東急東横店旧東館前のバスターミナルの地下に整備する雨水貯留施設(最大貯留量は4000トン)をパネルで示す。
同展は今後も開いていく予定で、国道246号線南側方面の歩行者動線や駐車場ネットワーク、アーバン・コアの役割などを順次紹介していく。
開催時間は10時~19時。入場無料。今月17日まで。