12月5日に発売される「ミシュランガイド東京2015」(日本ミシュランタイヤ・千代田区)で、広域渋谷圏からは39店が「星」を獲得した。内訳は、3つ星=2店、2つ星=8店、1つ星=29店。
同社は2007年にアジア初の「ミシュランガイド東京」を、2009年に国内2カ所目となる関西版「京都・大阪」版を刊行。以降対象エリアを拡大しつつ、広島特別版、福岡・佐賀特別版などを発行している。関東版は横浜や湘南なども対象にしていたが、2015年版はエリアを東京に絞った。昨年登場した「星が付かなくも5,000 円以下でコースや単品料理などの食事ができるコストパフォーマンスの高いレストラン」と位置付ける「ビブグルマン」に、居酒屋・すき焼き・天ぷら・ちゃんこ鍋などを対象にした「和食」を新たに掲載する。
今回掲載される施設は、飲食店・レストラン551店、ホテル45店の計596店。同書で、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」は12店、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」は53店、「そのカテゴリーで特においしい料理」の「1つ星」は161店。
広域渋谷圏では、恵比寿ガーデンプレイス内の高級フレンチ「ジョエル・ロブション」(目黒区三田1)が8年連続で、日本料理店「えさき」(渋谷区神宮前3)が6年連続で、それぞれ3つ星に輝いた。2つ星も昨年から大きな変動はないが、2012年版から3年連続で2つ星を獲得していた韓国料理「モランボン」(神宮前6)が星を逃した。
今回新たに1つ星を獲得したのは、今年1月にオープンしたすし店「ます田」(港区南青山5)、同じく今年4月にオープンした日本料理店「紀風」(恵比寿1)、昨年8月にオープンした日本料理店「太月(たげつ)」(北青山3)の3店舗。加えて、フランス料理店「シャントレル」(元代々木町)が「ビブグルマン」から星付きに昇格した。
価格は3,240円。