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渋谷で「ポーランド映画祭」-20作上映、民主化25週年特集も

動き出した列車に飛び乗れるか否かで変わる主人公の3通りのストーリーを描く「偶然」より

動き出した列車に飛び乗れるか否かで変わる主人公の3通りのストーリーを描く「偶然」より

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 シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)で11月22日から、「ポーランド映画祭2014」が開催される。

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 イエジー・スコリモフスキ監督が監修する同祭。2012年に始まり、今年で3回目を迎える。2つの特集を含め20作品を上映する。

 作品は、主人公の医学生が動きだした列車に「乗れた場合」「警備員に阻止されて乗れなかった場合」「間に合わず乗れなかった場合」の3つのストーリーを描いた「偶然」(クシシュトフ・キェシロフスキ監督、1981年)、大学時代からの友人である物理学者2人の「対照的な」生き方を描きながら「より良く生きるための方法論」を提示する「結晶の構造」(クシシュトフ・ザヌーシ監督)など。ジャパンプレミアは、リスボンを舞台に盲目ながら杖を使わず生活する主人公の男と、盲学校で出会った女性との恋愛劇「イマジン」(アンジェイ・ヤキモフスキ監督)など2作。

 2014年は1989年の東欧革命から25周年を迎えることから「民主化25周年記念特集」を組む。戦後のポーランドの街で出会った中年女性と米兵の恋物語を描いた「太陽の年」(クシシュトフ・ザヌーシ監督、1984年)、マフィアに脅され存在しない負債を回収しようとするビジネスマンが巻き込まれる「悲劇の連鎖」を描く実話を基にした「借金」(クシシュトフ・クラウゼ監督、1999年)など、1948年・1950年代半ば・1990年代初め・21世紀初頭を背景にした4作で第二次世界大戦のポーランド史を振り返る。

 上映期間は今月22日~28日、12月13日~26日。

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