渋谷駅新南口近くのシェアライブラリー「co-ba library」(渋谷区渋谷3)で11月17日、「『渋谷系』~今熱い、渋谷のベンチャー8選」と題したプレゼンイベントが開催される。スタートアップやベンチャー企業を応援するプレゼンテーションプラットフォーム「sprout(スプラウト)」の企画第1弾で、コワーキングスペース「co-ba shibuya(コーバ渋谷)」を運営するツクルバ(渋谷3)を中心に日本IBM(中央区)、トーマツベンチャーサポート(千代田区)の3社が企画・運営する。
「発芽」を意味する「sprout」と名付けられた同プラットフォームは、スタートアップ企業の斬新なアイデアの事業化や、将来的な成長が期待されるベンチャー企業の支援を目的としたもの。月1回から隔月くらいのペースで、渋谷を拠点に新規事業に取り組むベンチャー企業などを中心に、ユニークなアイデア創出のきっかけや具体的なアクション、将来的なビジョンなどをプレゼンテーションしていく場を目指すという。
初開催となる今回は、遊休スペースを活用した駐輪場サービス「ペダレスト」を運営する自転車創業(本町3)、ブログをショッピングサイトに変える無料ツール「CUBKI(カブキ)」を手掛けるニューロープ(渋谷3)、未来のプロダクトをいち早く紹介・販売するウェブマガジン「SAKIDORI(サキドリ)」を運営するWILBY(渋谷3)、20分以内に届けるオフィス向けランチ宅配サービス「bento.jp(ベントー・ドット・ジェーピー)」を運営するベントー・ドット・ジェーピー(渋谷4)、旅に特化したSNS「TRABERRY(トラベリー)」を運営するACTIE(渋谷3)、大人の女性に向けウェブメディア「Ane会(アネカイ)」などを運営する日淺(千駄ヶ谷5)、経費精算アプリ「Staple(ステイプル)」などを提供するクラウドキャスト(港区)、ウェブプレスルーム「Stylee(スタイリー)」を運営する空色(近日、渋谷に移転予定)の計8社が登壇する。
プレゼンルールは「10×20 = 200秒」とし、10枚のシートが20秒ごとに切り替わり、計200秒の持ち時間以内でプレゼンを行わなければならない。審査は、日本IBM・ビッグデータ&アナリティクス アーキテクトの中林紀彦さん、トーマツベンチャーサポートの納富隼平さん、オプトインキュベーション本部 VC事業部の日野太樹さんが行うほか、当日会場に集まった観客の投票も反映される。最優秀賞には、co-ba shibuyaの1カ月フリーパスのほか、事業に関わるさまざまなサポートが提供されるという。
同企画のファシリテーターも務めるツクルバの山本倫広さんは「渋谷の元気で勢いあるベンチャーが集まってくる。そんな渋谷系のコミュニティーができれば」と意気込みを見せる。
開催時間は19時30分~22時30分。入場無料。フェイスブックで現在、観覧申し込みを受け付けている。