渋谷の商業施設や飲食店を中心に展開する大人向けハロウィーンイベント「SHIBUYA『オトナハロウィン』PROJECT2014」の一環として10月25日、東急東横線車内で「ハロウィーン仮装コンテスト」が行われた。
南明奈さん、ハロウィーン仮装のハチ公像と共に喜びを分かち合う受賞者たち
東急グループとアサヒビールが共同で実施する同企画。貸し切り列車「オトナハロウィン号」は、東急東横線・目黒線元住吉駅近くの車庫から元町中華街駅を経由し、渋谷駅までの区間を走行。事前に一般応募があった135組311人の中から49組105人が思い思いのハロウィーン仮装に身を包みグランプリを目指した。「アリスのトランプ兵」に仮装した目黒在住の女性2人は「今回、初めて仮装にチャレンジした。周りの仮装に圧倒されたが、とても楽しかった」と笑顔で話していた。
渋谷ヒカリエで実施された表彰式には、プレゼンターとしてタレント・南明奈さんがパンプキンオレンジのドレスで登場。趣向を凝らした参加者たちを目の前にし、「皆さんすごい。私も仮装がしたくなった。メークやウイッグなど、細かいところまでやるのがオトナのハロウィーンですね」とコメント。式典ではジャックダニエルで作った「ジャックランタン」が披露されたほか、スペシャルゲストに仮装をしたパンプキンオレンジの等身大のハチ公像レプリカも登場し、会場を盛り上げた。
優勝には「青山霊園ヒルズ」と題し、ゴーストの町内会をテーマに仮装に扮(ふん)した家族4人(父親・母親・娘・母親の姉)が受賞。墓地の管理人役に扮する母親は「家族で参加できる企画だったので応募を決めた。(駅などで)人が驚くのを見るのが快感だった」とし、町内会長役の父親は「いつの間にかメンバーになっていたが、まさに優勝できるとは思ってなかった」と喜びを語った。
準優勝は、東急電鉄の「8500系車両」と「のるるん」に扮した鉄道好きの女性2人。3位は「万人受けするか心配だったが、景気が良くなればと思い…」と「歩く1万円」に扮した神宮前でブックカフェを営む女性が選ばれた。