広域渋谷圏を拠点に活動するゆるキャラ13体が現在、「ゆるキャラグランプリ2014」にエントリーしている。
地域情報サイト「おもてサンド」のメーンキャラクターで、明治神宮に今でも生息するとうわさされている野生のタヌキがモデルになっている「おもてサンド宣伝部長 たぬ」は昨年に続きエントリー。昨年は「ご当地ゆるキャラ」部門で337位(総合372位)という結果に。「皆さまのたぬき(清き)一票をよろたぬ!」と呼び掛け、「明治神宮とケヤキ並木のある表参道に遊びきてたぬね」と話す。
初参加した昨年は「企業・その他ゆるキャラ」部門で5位(総合117位)に輝いた「トビー」は、毎春代々木公園で開催されているLGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー)イベント「東京レインボープライド」のマスコットキャラクター。日本固有種のムササビをモチーフにした姿で、「飛ぶ」と「to be(=あるべき姿)」から命名。「今年もお気に入りのレインボーマントを広げ、魔法のつえでみんなに誇りと笑顔を届けるよ!応援してね」とアピールする。
今年初参加となるのは国学院大学(渋谷区東4)のマスコットキャラクター「こくぴょん」。渋谷キャンパス再開発完成記念事業企画プロジェクトの一環で制作され、在学生の人気投票で選ばれ誕生。古事記「因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)」に登場する白いウサギをモチーフに、耳にはサカキを飾り、首から勾玉(まがたま)をかけている。普段は卒業式や入学式、オープンキャンパスなどの大学行事に参加している。「応援よろしくぴょん!」と投票を呼び掛ける。
ほかにも、レンタルサーバーサービス「ロリポップ!レンタルサーバー」(GMOペパボ)の公式キャラクター「ロリポおじさん」やオンライン対戦ゲーム「ペパーマン」(GMOゲームポット)のキャラクター「テリシア」、ほけんの窓口グループマスコットキャラクター「イイトコドリ」など、渋谷に本社を構える企業関連のキャラクター10体もエントリーしている。
渋谷区のPRキャラクター「あいりっすん」、東急東急線(東急電鉄)のキャラクター「のるるん」はエントリーしていない。