金王八幡宮（渋谷区渋谷3）で8月30日、「BIWAKOビエンナーレ2014」のプレイベント「UTAKATA－はじまりの夜。－」が行われる。

　2001年に初開催し今回で6回目を迎える「BIWAKOビエンナーレ」は、アートによる街づくりをテーマに活動するNPO法人「エナジーフィールド」（滋賀県近江八幡市）が主催する国際芸術祭。同県出身で同NPO常務理事の中田洋子さんが、故郷である滋賀で「何かしたい」という思いから始まった。

　初年度は県立芸術劇場「びわ湖ホール」のロビーで、海外で20年生活していた中田さんがヨーロッパで出合った現代アートを紹介。2回目以降は、「町並みの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」という思いから、近江八幡市旧市街に残る空き家となった日本家屋を中心に展開している。今回のテーマは「泡沫－UTAKATA」で、国内外70組のアーティストが参加する。開催期間は9月13日～11月9日。

　プレイベントは、滋賀で開催される同イベントを都心生活者にアピールするために開く。当日は、本編参加アーティストである、笙（しょう）奏者・井原季子さんの笙演奏や花道家・上野雄次さんの花道ライブを開くほか、パフォーミングユニット「タリナイナニカ」はフランスで生まれた「コーポリアルマイム」を使ったパフォーマンスを披露する。

　会場では同県の地酒を無料で振る舞う。開催時間は18時30分～20時30分。入場無料。