明治神宮外苑・絵画館前を中心に今秋開催されるデザイン・アートイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK(東京デザイナーズウィーク2014」の概要が発表された。主催はデザインアソシエーションNPO(港区南青山1)。
ニューヨークで開催されていた「デザイナーズサタデー」東京版(1986年~1996年)が前身で、1997年に現在の「東京デザイナーズウィーク」に名称変更。2005年から明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、企業やアーティスト、学生らの建築・プロダクト・グラフィック・メディアアートなどを紹介している。昨年は10万9518人が来場した。同所で10回目の開催を迎える今回のテーマは「Creative FeS 天才万博」。
2012年開催時の中で「一番の人気」コンテンツだった「伊藤若冲感性インスパイア」展に続く企画として、今年は葛飾北斎の「北斎漫画」インスパイアされた作品を展示する。参加するのは、浅葉克己さんや安齋肇さん、安野モヨコさん、伊藤桂司さん、犬山紙子さん、ラーメンズ、リップスライム・SUさん、五月女ケイ子さん、キングコング・西野亮廣さん、堀江貴文さんら50人。
妹島和世さんや谷尻誠さん、名和晃平さん、藤本壮介さん、藤森照信さんら建築家13組が参加する「建築模型とその提案書展」では提案書とそれを具現化した建築模型を同時に展示。期間中には、参加建築家らを招くトークセッションや、建物の形を体でまねするワークショップ「けんちく体操」も予定する。
同イベント初のクラウドファンディング企画「スーパーロボット展」には、ロボットクリエーター高橋智隆さん、アートユニット明和電機らが参加予定。ロボットクリエーターと出資者が交流する「ROBOT NIGHT」の開催資金をクラウドファンディングで募る。
そのほか、企業やアーティストが貨物コンテナを使ってさまざまな展示を行う「コンテナ展」、ミラノのデザインウェブサイト「designboom」と連携した海外デザイナーのアイテム即売「designboom mart」、アーティスト約100人が作品を展示・販売予定の「TWD ART FAIR」、1スライド20秒×20枚=6分40秒のプレゼンテーションイベント「PechaKuchaNight」など、既存の企画も繰り広げる。
目標動員数は12万人。開催期間は10月25日~11月3日。開催時間は11時~21時(最終日は20時まで)。前売り券は大人=2,500円、当日チケットは、大人=3,000円、大学生=2,000円、高校生=1,500円、中学生=1,000円ほか。