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iBeaconで近距離コミュニティーを自動生成-渋谷の企業がアプリ開発

コミュニティーアプリ「mate」の仕組み

コミュニティーアプリ「mate」の仕組み

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 ITコンテンツの企画制作などを手掛けるUXF(渋谷区広尾1)は8月20日、iBeacon(アイビーコン)を活用して、近距離コミュニティーを自動生成するコミュニティーアプリ「mate(メイト)」の配信をApp Storeで始めた。

タイムライン画面のイメージ

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 iBeaconは、iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで注目を集めているBluetooth Low Energy(BLE)を使った新技術。これまでは、GPS などの機能を使ってデバイスの位置情報を測定していたために近距離の利用には向かず、屋内では GPS が使えないなどの問題点があった。iBeacon では、ビーコンと呼ばれる発信器を使うことで、屋内や近距離で端末を検出することができるようになる。

 イベント会場では、ビーコンモジュールを持った主催者に同アプリを持った参加者が近づくと参加者に自動的に専用グループへの招待状が届き、主催者と参加者が同アプリ内の専用グループでつながることができる。

 専用グループの中では、主催者から限定情報を配信できるほか、参加者同士で作るシェアアルバム(=写真共有)、記念ステッカーの配布なども行え、「その時その場限りのイベントの一体感をより一層高めることができる」という。イベント終了後には、イベント主催者の専用コミュニティーとしてセルフプロモーションにも活用できる。

 今後、イベント時に参加者同士が自由に会話できる「近接チャット」、クラウドファンディングサービス「投げ銭」などの機能の実装を予定している。利用は無料で、コミュニティー内への広告などで収益化を目指すという。

 対応機種はiPhone(iOS7.0以上)のみ。

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