国連大学(渋谷区神宮前5)前広場で8月10日、きのこの加工商品ナンバーワンを決める「KINO-1グランプリ2014」が開催される。主催はきのこ情報発信サイト「きのこじかん」を運営するバイオコスモ(神奈川県伊勢原市)。
初開催となる同イベント。同社によると、夏場は「特にきのこの需要が低迷し、生産原価を割って販売されることが当たり前のようになってきている」という。そうした中、消費者がきのこに「目を向ける」きっかけを作ることで需要の喚起、生産者のモチベーション向上・業界の活性化を図ることを目的に企画。生産者が「主役」の企画であることから、同じく生産者が出展する「青山ファーマーズマーケット」の一角を借りて開き、東京から全国へ「きのこの魅力発信」を図る。
産地ごとに「特色が強く出ている」商品が作られていながら、紹介する場があまりないことから加工品でイベントを企画した。今回参加するのは14社。カレーや炊き込みご飯の素などの「主食」、ハンバーグやピクルスなどの「おかず」、ジュレやアイス最中など「ユニーク」の3カテゴリーで計25商品がエントリー。参加(試食)は無料だが、出品商品は販売もする。
来場者は商品を試食した後、おいしかった商品3~5個を選んで投票。得票数で「総合優勝」やカテゴリーごとの1位などを決める。
同社営業の露木啓さんは「きのこの新たな魅力発見とお気に入りの商品を見つけていただくきっかけになれば。エントリーされたきのこ商品からヒット商品が生まれてほしい」と期待を込める。今後は夏の定例イベントとして開催を目指す。
目標参来場者数は5000人。開催時間は10時~17時。