中目黒にモロッカン・カジュアルフレンチ「Paris食堂EPICES(エピス)」(目黒区青葉台1、TEL 03-3464-3329)がオープンして1カ月が過ぎた。経営は飲食店経営を手掛ける林デザインオフィス(宮城県仙台市)。
同店を除き仙台市内に7店、中目黒に2店の飲食店を展開する同社。2012年に同社初の東京出店となったフレンチビストロ「屋根裏のパリ食堂(以下パリ食堂)」の「セカンドライン」という位置付けで、同じビルのワンフロア下に出店。「パリ食堂が満席で入店いただけないこともあった」ことから同店出店でさらなる顧客獲得を図る。店名の「エピス」はフランス語でスパイスを意味する。
店舗面積は15坪。席数はテーブル席とカウンター席合わせて29席を用意。随所に飾る植物やカウンターにあしらったタイル、天井からつるすシャンデリア、木調のテーブルや椅子などで「オリエンタルな雰囲気」に仕上げた。
フレンチをベースに、スパイスを使うモロッコテイストの料理を取り入れた同店。主力は、オマールエビ1尾が入った「オマールエビのブイヤベース」(3,980円)などのタジン鍋料理と、ソテーしたフォアグラの「フォアグラリゾット」(2,780円)などのココット料理。仙台の企業であることからカキ料理にも注力。石巻から直送する「新昌」ブランドのカキを使ったバプール(低温蒸気蒸し、1ピース380円)など。「パリ食堂」のメニューも一部ラインアップする。客単価は4,000円前後。
オープン後は20代後半から60代くらいまで幅広い来店があり、男女比は4対6程度。松岡暁(あきら)部長は「気軽に日常使いしてもらえる店づくりをしていきたい」と話す。「『パリ食堂』のメニューの出前にも対応する」とも。
営業時間は18時~24時(日曜・祝日はランチ=12時~15時、ディナー=18時~22時30分)。