渋谷・道玄坂のライブ&サウンド・スペース「SOUND MUSEUM VISION」(渋谷区道玄坂2)で7月20日、日本酒試飲イベント「東京會(あい)津祭2014」が開催される。主催は日本酒などの和酒やローカルフード、酒器などを紹介するウェブサイト「富士虎」を運営する同名ユニット。
福島は日本酒の鑑評会「全国新酒鑑評会」で、昨年から2年連続で「全国最多の金賞蔵を輩出している」県であり、中でも会津は「より多くの金賞酒を輩出している」エリアだという。2011年に同ユニットが開催した「日本酒総選挙」では、会津の「天明さらさら純米」(曙酒造)が来場者の投票で1位に選ばれた。同サイトでも「酒質の高さ」から10以上の酒蔵を取材・紹介しており、「自分たちが感じた魅力を伝えたい」という思いから、昨年同イベントを初開催。前売りのみでチケットは完売し、480人が来場した。
2回目となる今回は、昨年の反響から規模を拡大して実施。参加するのは、曙酒造や元禄(げんろく)年間に創業した会津酒造、1877(明治10)年創業の夢心酒造などに加え、特別招待枠の松崎酒造店、豊国酒造を合わせた10社。多くが蔵元も来場する。
場内では、からしみそを溶かしたしょうゆに付けて食べる馬刺し、千切りにしたニンジンとスルメイカをしょうゆベースのタレで味付ける「いかニンジン」など、福島・会津の郷土料理をキャッシュオンで提供するほか、会津の「名産品」も販売。会津在住のDJや、会津出身の「あったかふくしま観光大使・永峯恵さんも来場し盛り上げる。
同ユニット代表の梅澤豪さんは「蔵元さんたちのキャラクターも含め全てを存分に味わって、直観で会津の魅力を楽しんでいただければ。そして会津へも足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。当日は、福島県内の電力エネルギーを再生可能なエネルギーのみで賄うことを目的に昨年設立した会津電力(福島県喜多方市)も参加する。「こうした取り組みがあるということも知っていただきたい」とも。
開催時間は、1部=12時30分~15時、2部=16時30分~19時。入場料は、前売り=2,000円、当日=3,000円。