渋谷エクセルホテル東急、客室リニューアル-ラウンジには交差点見下ろす席も

渋谷スクランブル交差点を見下ろす5階ラウンジ「エスタシオン カフェ」のカウンター席

渋谷スクランブル交差点を見下ろす5階ラウンジ「エスタシオン カフェ」のカウンター席

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 渋谷エクセルホテル東急(渋谷区道玄坂1)が6月、客室フロアのリニューアルを終えた。

明るく「ロマンチック」な色を取り入れるなどしたレディスフロアの客室

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 2000年に開業して以来初の大規模改装として、1月から順次客室の改装工事を行っていた同ホテル。18フロアある客室フロアを、スタンダードフロア(7階~12階、135室)、ビューフロア(13階~19階、160室)、レディスフロア(20階、23室)、エクセルフロア(21階~24階、90室)の4カテゴリーに分け、それぞれで「特長を生かした」しつらえに変更するとともに、全室禁煙にした。

 今回「最も渋谷らしい部屋にしようとこだわった」のが、外国人の利用が多いというビューフロア。階ごとに「日本の伝統色」を採用したテーマカラーを設け、室内と廊下にアートワークを、クロゼット内にはクロスをあしらった。

 レディスフロアは明るく「ロマンチックな」色を取り入れ、ナノケアスチーマーとヘアドライヤーを完備し、クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液は持ち替ええるミニボトルで用意。「一番こだわった」というドレッサーには、三面鏡雄中央上下にLEDライトを設置。ツインルームには1人ずつ利用できるよう2台用意するなどした。

 7~24階の全エレベーターホールのカーペットには、ハチ公を模した犬のイラストを小さく描くなど「遊び心」を取り入れた。

 宿泊料は、スタンダードフロア=2万4,948円~5万4,648円、ビューフロア=2万7,324円~4万6,332円、レディスフロア=2万7,918円~5万5,836円、エクセルフロア=2万8,512円~15万2,064円。

 同ホテルは同時に、開業時から営業する5階のラウンジ「エスタシオン カフェ」(TEL 03-5457-0133)も改装。店舗面積は246平方メートル。席数は143席。天井高8メートルの空間が特徴。近年の訪日外国人の増加などからホテルへの「ニーズが変化している」と判断し、アルコールを目的とした利用客が増えたことから夜の利用シーンを重点的にリニューアルした。

 外国人旅行客に人気の観光スポットでもある渋谷駅前交差点(通称:渋谷スクランブル交差点)を一望できるカウンター席と、エントランス付近の立ち飲みカウンターを、それぞれ新設。店内中央あたりにはベンチシートを設置し、シーンに合わせて利用できるようにした。エントランス付近の柱にはスペイン語で「駅」を意味する店名に合わせ、JR山手線や東急東横線などの線路と同じ幅(1.67メートル)で、焦げ茶色とシルバーの直線の装飾を施した。

 メニューは、コーヒー(982円)やグラタン・サラダ・パン・プチデザートのセット「エスタシオンプレート」(1,179円)など。客単価は1,000円。リニューアルを機に、ケーキのテークアウトを開始した。営業時間は8時~24時。

 同ホテルでは昨年12月から、25階のレストラン「ア ビエント」、日本料理店「旬彩」などもリニューアルしている。「共通して言えることは、『渋谷』を感じていただきたいということ」と振り返る販売促進パブリックリレーションズ・マネジャー高田静穂さん。スクランブル交差点を見下ろすカウンター席やエレベーターホールの犬のイラストなど「どれも渋谷駅前にあるホテルならではの試み。せっかく渋谷に泊まり、食事をしていただくので、楽しんでいただきたい」と話す。

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