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原宿に米発シナモンロール「シナボン」-シアトルズベストコーヒーとコラボ出店

両ブランドのロゴを掲出するエントランス

両ブランドのロゴを掲出するエントランス

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 原宿・明治通り沿いに7月14日、米シアトル発シナモンロール店「シナボン」とコーヒーショップ「シアトルズベストコーヒー」のコラボショップ「シナボン/シアトルズベストコーヒー原宿店」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-6570)がオープンする。経営はブランドパートナーズ(港区)。

シナモンロールとコーヒーを共に提供する

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 シナボンは1985年に米ワシントン州・シアトルで創業し、現在53カ国に約1000店舗を展開。1999年の日本1号店オープン以降店舗網を広げたが、2009年までに全店が閉店していた。同じくシアトル生まれの「シアトルズベストコーヒー」は1970年創業で、米国内に約550店ほか世界に約100店、日本国内には52店展開している。

 親会社のマルカ商事(同)時を含め、2006年からシアトルズベストコーヒーのフランチャイズ(FC)展開を手掛けているブランドパートナーズ。両ブランド共に米フォーカスブランズ社が展開していることもあり、2012年にシナボンのFC契約も締結。同年11月、六本木に両ブランドのコラボショップを出店し、シナボンの日本再上陸を果たした。原宿店はコラボショップ国内2号店。六本木店では30~40代など初上陸時を知る世代などの利用が多いことから、学生など含め当時を知らない若年層をコアターゲットに原宿に出店した。

 場所は京セラ原宿ビルの1階・地下1階。店舗面積は1階=約71平方メートル、地下1階=約55平方メートルの計126平方メートル。席数は1階に30席(うちカウンター6席)を用意。オープン時にテークアウトとオリジナルグッズ販売カウンターとして展開する地下1階には、9月ごろから8席ほど座席を設ける予定。店舗は六本木店同様、木目を基調にシナボンのブランドカラー「ターコイズカラー」を取り入れ、「落ち着いた空間」に仕上げた。カウンターに隣接して、ロールケーキを作る過程を見られるコーナーも設置した。

 シナボンのメニューは、マカラシナモンを包んだ生地を発酵し、焼き上げた後にクリームチーズフロスティングをかける「クラシックシナモンロール」(390円)、マカラシナモンシュガーとバニラで仕上げたスティック状のパイ「シナボンスティック」(4本320円、8本620円)など。8月30日までの限定メニューとして、ブルーベリー・ラズベリー・チェリーなどベリー5種を使う「ミックスベリーミニボン」(360円)を提供する。「焼きたて」を大事にする同店では、カウンターのショーケースに並べた商品は30分以内にイートインで提供。以降は粗熱をとってからテークアウト商品で販売する。

 シアトルズベストコーヒーのメニューは、アラビカ種の豆を使ったドリップコーヒー(ショート290円、オール340円、グランデ390円)、「SBCラテ」(同340円、同380円、同420円、アイスはトールとグランデのみ)、水出しコーヒーの原液をベースにしたフローズンコーヒードリンク「ジャバクーラ」(460円~560円)など。8月20日までの限定メニューとしてグリーンティーを「隠し味程度」に使う「フルーツクーラ グリーンティーブレンダ―」(トール820円、グランデ880円)を扱う。今後はサンドイッチやサラダなどもそろえる予定。客単価は800円ほどを想定。

 土産専用のシナモンロールセット「シナパック」(1,350円~2,300円)や、シナボンTシャツ(2,500円)、「SBCスマートボトル」(2,580円)などのオリジナルグッズも販売。オープンを記念し今月14日~17日には、シナパック(2個入り)とシアトルズベストコーヒーのキャラクター「ヘンリーキャット」の人形などのセット(3,500円)と、シナパックやドリップバックなどのセット(2,500円)を各日20セット限定で販売する。

 同社運営本部シナボンPR担当の渡辺美幸さんは「やはり焼きたてが一番おいしいので、まずはふんわりもっちり、熱々を店内で召し上がっていただきたい。ベーカリーカフェのように両ブランドの味を楽しんでいただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は8時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~21時、オープン初日は11時~)。目標来店客数は1日800人ほど。同社は2017年までに直営・FC、シナボン単独店など含め50店舗の出店を目指している。

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