渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)で6月21日、ホタル観賞会「ホタルの夕べ2014」が始まる。
今年で10回目を迎える同企画は、2005年の同センター開園以来毎年開催しているもの。初年度の来場者数は約2500人で、以降毎年1000人ほどずつ増加していたが、2010年に前年の約倍数が来場し7000人以上を記録。年々来場者は増え、昨年は5日間で延べ9867人が来場した。
同センターではゲンジボタルとヘイケボタルを飼育しており、一度に2種のホタルを観賞することができるのが特徴。1階の温室「グリーンガーデン」で放し飼いにしているゲンジボタルを、同室内「ホタルの郷」で網越しにヘイケボタルを、それぞれ見ることができる。
一晩で観察できるホタルの数は2種合わせて100~200匹ほど。外が明るい時間帯はヘイケボタル(16時~19時ごろが見頃)のみで、日没後19時ごろ~ゲンジボタルが見頃を迎える。3階ではホタルの生態について紹介するDVD(約20分)を上映するほか、2階ではホタルの幼虫や、幼虫のエサとなる巻き貝「カワニナ」を展示する。
例年土曜・日曜を中心に行列ができるが、両種の見頃となる19時~20時は平日・休日問わず込み合う。その中で普段は休館している月曜日が「狙い目」となる。昨年から店頭に来場者が「ホタルになれる」顔ハメパネルを設置し、記念撮影ができるようにしている。
開催時間は16時~21時(最終入場は20時15分)。入場無料。今月25日まで。カメラや光を発するもの、虫よけスプレーは使えないなどの注意を呼び掛けている。