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渋谷・アップリンクでホドロフスキー監督の未完作「DUNE」追った実録映画

未完のSF作「DUNE」の製作過程を追った「ホドロフスキーのDUNE」より©2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED

未完のSF作「DUNE」の製作過程を追った「ホドロフスキーのDUNE」より©2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED

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 渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク」(渋谷区宇田川町)で6月14日、チリの映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーさんの未完作品の製作過程を追ったドキュメンタリー「ホドロフスキーのDUNE」が公開される。

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 同作は、米小説家ランク・ハーバートの作品を原作に1975年に企画されながら、撮影前に頓挫し未完となったSF作「DUNE」の製作過程を追ったドキュメンタリー。ホドロフスキーさんをはじめ、プロデューサーのミシェル・セドゥーさん、スイス人画家でデザイナーのハンス・ルドルフ・ギーガーらのインタビューと、デザイン画や絵コンテなどの資料でつづる。

 1929年チリ生まれの・ホドロフスキーさん。1967年、パリの作家フェルナンド・アラバールの作品を原作にした「ファンド・アンド・リス (FANDO Y LIS)」で監督デビュー。1970年に発表した「エル・トポ」で脚光を浴び、その後「ホーリー・マウンテン」(1973年)、サーカスを舞台にした血まみれのメロドラマ「サンタ・サングレ/聖なる血」(1989年)などを発表。7月には自伝的な作品「リアリティのダンス」の公開も決まっている。

 メガホンを取ったのは米NY生まれ、スイス・ジュネーブ在住のフランク・パヴィッチ監督。1995年、22歳の時にNYのハードコアシーンを追ったドキュメンタリー「N.Y.H.C.」を監督。その後、サンダンス映画祭審査員特別賞を受賞した「ダイ・マミー・ダイ」(2003年)に共同プロデューサーとして参加。今作はバヴィチ監督初の劇場上映作品で、昨年のカンヌ国際映画祭・監督週間でプレミア上映されるなどした。

 期間中はトークイベントを開く。ゲストには、映画評論家・特殊翻訳家の柳下毅一郎さん、バンド「クラムボン」のmitoさん、漫画家のタイム涼介さん、グラフィックデザイナー河村康輔さん、覆面レスラーのザ・グレート・サスケさんらを招く。

 同作公開に合わせ2階「アップリンクX」では同日から、ホロフスキーさん監督作を特集。上映するのは「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「サンタ・サングレ/聖なる血」の3作。鑑賞料は一般1,000円ほか。

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