原宿・明治通りに4月19日、モバイルアクセサリーのコンセプトショップ「HYPER MARKET」（渋谷区神宮前6、TEL 03-5766-8630）がオープンした。経営は「CIBONE」などを展開するウェルカム（神宮前2）。

白を基調にした店内には約1500アイテムが並ぶ

　「ファッションやインテリアの視点」で国内外からセレクトするスマートフォン、タブレットアクセサリーや周辺グッズをそろえる同店。ディレクションを担当した柳本浩市さん（Glyph.）さんは、「これから家電業界を含め、スマホがデバイスの中心になってくると思っているが、生活とデジタルは密接しているのに別々に考えられている」ことから「デジタルを身近にしたいと考えた」と出店経緯を話す。

　店名は「近い未来を感じさせる」言葉として「ハイパー」と、身近な「マーケット」を組み合わせて命名。ターゲットは20代後半～30代前半で、感度の高さや「裏原系の人たちはガジェット好きが多い」と判断し、同エリアに出店した。

　店舗面積は約70坪。空間デザインは建築家・谷尻誠さん率いるサポーズデザインオフィス（広島市）が担当。L字型の同店を通ると、明治通りとキャットストリート方面の「近道」になることから、路地に軒を連ねるマーケットをイメージし、壁面上部にはアーケードをかたどった。女性客の取り込みを図り、店内は白を基調にし、ステンレスと古材といった異素材を組み合わせた什器を置く。一角にはコンセントを用意するほか、Wi-Fiを完備している。

　同店では約1500アイテムをラインアップ。アルミを使ったiPhoneケース「ELEMENTCASE」は実店舗では初めてフルラインアップするほか、ナイキのウエアラブル活動量計「Nike+ FuelBand SE」も扱う。そのほか、専用のフレグランス（1,620円）でケースに香りを付けることができるiPhoneケース「iFragranc」（3,456円）、台湾のブランド「COL＋」のレゴブロックが付いたモバイル機器充電器「LEGO Power Brick」（7,398円）、iPhoneなどをつなぐことができる英アンプブランド「マーシャル」創業50周年記念モデルのスピーカー（11万1,600円）などもそろえる。店内では「ミュージック」「ビジネス＆トラベル」「ガジェット＆トイ」など、シーン別に商品を陳列する。

　柳本さんは「新しい商品などをいち早く紹介することで近い未来を見据えることができるのでは。それら商品がどう認識されていくのかを実験したい。（当店を）データセンターとして、将来に向けどういうニーズがあるのかを引っ張り出すことができれば」と期待を寄せる。

　同店で扱う商品の約7割が海外のブランドで「日本ではまだ取り扱っていない商品もあるので、一つひとつ注目して見ていただきたい」とし、「自身のライフスタイルシーンに合わせて選んでいただければ」とも。

　営業時間は10時～20時。