JR東日本(渋谷区代々木2)は4月17日夜から、JR渋谷駅の改良工事へ向けた準備工事に着手する。
解体が進む東急百貨店・東館跡の一部などに埼京線のホームを移設する
同社が東急電鉄や東京メトロと進めている「渋谷駅街区土地区画整理事業」の一環。JR東日本では、現在内回り・外回りの2面に分かれている山手線のホームを1面2線化。解体が進む東急百貨店・東館や東横線旧渋谷駅の跡の一部に、同ホームから現在約350メートル離れている埼京線のホームを移設し並列化することで乗り換えの利便性向上を図る。併せて、コンコース・バリアフリーの拡充なども行う。これら本体工事は2015年度に着工を目指す。
17日に始まる準備工事では作業ヤードの整備や埼京線連絡通路の改修工事、線路の仮り受け工事などを実施。多くを鉄道の営業終了後の深夜に行うという。
同事業では、両ホームをまたいで事務所や店舗などが入るビル3棟(東棟・中央棟・西棟)を新たに建設することが決まっている。それぞれ、東棟=地上46階・地下7階(2020年開業予定)、中央棟=地上10階・地下2階、西棟=地上13階・地下5階(以上2027年開業予定)となる。
同事業は2027年までを予定。