西武渋谷店（渋谷区宇田川町）A館7階特設会場で現在、「高橋真琴の原画展～夢見る少女たち～」が開催されている。

　1934（昭和9）年大阪生まれの画家・高橋真琴さん。1957（昭和32）年に雑誌「少女」でデビューし、「あらしをこえて」などの漫画を連載。その後、少女漫画雑誌「なかよし」「マーガレット」などの表紙や口絵イラストを手掛けたほか、筆箱やノート、自転車などの商品にもイラストを提供。1987（昭和62）年には「真琴画廊」（千葉県佐倉市）を開廊。1992年以降定期的に個展を開いている。昨年、画業60周年記念画集「夢見る少女たち」（バイ インターナショナル）を発売した。

　瞳の中に星が描かれている少女や繊細なタッチの作風が特徴。場内は、ドレスや十二単（ひとえ）などの姿の少女絵「あこがれのお姫様」、「にんぎょひめ」などの物語を題材にしたイラスト「物語原画」、ベレー帽やショートカットのヘアスタイルなど当時の流行を反映している1960年代の初期作品などのカテゴリー別に展示。約100点の原画が並ぶ。高橋さんの作品を基にオーダードレス専門店「ヴェローナ」（京都市中京区）が制作したウエディングドレスの展示や、高橋さんの作品を背景に写真を撮影できるスポットなども用意。

　場内では高橋さんの作品のポストカードと造花が入った「フラワーフォトフレーム」（8,640円）やiPhoneケース（2,700円）、ポストカード（162円）、ロールケーキ「堂島ロール」とコラボした「バラのフィナンシェ」（1,620円）などを販売。高橋さんのイラストをプリントした「動物マシュマロ」（1,620円）を同店限定商品として扱う。

　開催時間は10時～21時（日曜は20時まで、最終位は18時まで、入場は閉場30分前まで）。入場料は500円（高校生以下無料）。4月14日まで。