金王八幡宮(渋谷区渋谷3)で3月29日・30日、「金王桜まつり」が開催される。
武将の渋谷金王丸常光(以下金王丸)が17歳で保元の乱に出陣する際、自身の姿を彫刻し母親に残していったという木像「金王丸尊像」をまつる「金王丸御影堂」がある同神社。境内には渋谷区の指定天然記念物に指定されている「金王桜」が植えられている。
その金王桜で花見を行う同祭。式典としては金王丸死後から継続されているが、現代のような境内を開放して花見を行う桜まつりは昭和50年代からだという。初日29日(11時~14時)には、「金王丸尊像」の年に一度のご開帳を行う。
境内には屋台が出店。豚汁や田楽、おでん、赤飯、綿菓子(中心価格は300円~400円ほどを予定)や、ソフトドリンク(200円)、ビールやワインなどのアルコール(500円~600円ほど)などを提供。そのほか、東日本大震災復興支援品、雑貨、CDなども並ぶ。
境内では餅つきも行い、つきたての餅(きな粉・あんこ)も提供。裏千家茶道の社中が抹茶処を設け抹茶をたてる(500円、小学生までの子どもは300円)。神楽殿では箏(そう)やバイオリンの生演奏も披露されるほか、参加自由のカラオケも行う。
開催時間は11時30分~17時。