渋谷駅前のハチ公像が3月22日、一日限りで「ドレスアップ」している。
渋谷・原宿エリアの商業施設やセレクトショップ、飲食店などで同日開かれているファッションイベント「SHIBUYA FASHION FESTIVAL(通称シブフェス).5」の一環。デザン案は毎回、ファッションやデザインを学ぶ学生から公募している。
約300点の中から今回選ばれたのは、女子美術大学(相模原市)アート・デザイン芸術学部2年の本井智晶さんの作品。「カジュアル+ポップ」をコンセプトにデザイン。白いパーカに、同イベントのキーモチーフでもあるカラフルなちょうネクタイを全体にあしらった。
デザイン案が採用され「自分が考えたデザイン画を基に(洋服を)制作してもらえること、ハチ公に来てもらえることがとてもうれしい」と喜びを表する本井さん。渋谷は「『おしゃれ』なイメージが強い」と話すが、あえてレースやフリルなどを使わず「シンプルでラフ」に仕上げた。自身が考えている渋谷のイメージをどのようにデザインで表現するかを一番悩んだという。
エリア200店以上が参加する「シブフェス」。参加各店では、店内でパーティーやワークショップなどのイベント、当日限りのセール、限定商品の販売などを行っている。
ハチ公像の「ドレスアップ」は20時ごろまで。