表参道に3月21日、台湾発アレンジティー専門カフェチェーン「春水堂(チュンスイタン)」の旗艦店、「春水堂 表参道店」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6804-6656)がオープンする。経営はオアシスティーラウンジ(千駄ヶ谷5)。
1983年に創業し、現在台湾で38店舗を展開する同店。昨年7月に海外初の店舗として代官山店(代官山町)をオープン。表参道店は今年1月に出店した六本木店(港区)に次ぐ国内3店舗目で、旗艦店に位置付ける。当初から同エリアへ旗艦店出店を決めており、1年以上物件を探していたという。
場所は神宮前交差点近く、表参道から一本入った通り沿い。店舗面積は約32坪。テーブルを中心に席数は25席を用意するほか、テークアウト用のウエイティングシート、店頭のテラス席も設ける。既存2店とは異なるデザイナーが手掛けた店舗は「より春水堂の世界観を表現」。ファサードはミルクティー色で仕上げ、店内は石や土、古木などの自然素材を使った「アジアンモダンな空間」。椅子の座部には台湾の国鳥「ヤマムスメ」の色をイメージしたグレーみがかったブルーを採用した。随所に鳥籠や茶缶などをディスプレーする。Wi-Fi・電源完備。
タピオカミルクティー(480円)など既存のメニューに加え、同店のオープンに合わせ新メニューを導入(全店共通)。「タピオカジャスミンティー」(450円)などタピオカとストレートティーを組み合わせたドリンク3種と、日本オリジナルメニューとなる、ウーロン茶「鉄観音」とミルクティーの「タピオカ鉄観音ミルクティー」(480円)の計4フレーバー。代官山店で限定提供していた、ジャスミン茶を混ぜたテンラージャン(スイートチリ)を付けて食べる「台湾風ちまき」(400円)も同日から全店で扱う。客単価は600円~650円ほどを見込む。全品テークアウト可。
日本に「茶カフェを定着させたい」と意欲を見せる同社。同店はテークアウト利用が8割ほどに上ると見ており、「(お客さんが)広告塔になっていただければ」と期待を込める同社広報担当・木川瑞季さん。「新しいタピオカ&ストレートティーシリーズは春水堂が一番得意とするドリンク。よりお茶の味が分かるので、新しいお茶体験をしていただけると思う」と話す。
営業時間は9時~21時(オープン初日のみ11時開店)。